2021.6.24
こんにちは、スタッフのM美です(^^)
先日、サッカーW杯アジア2次予選のため来日していたミャンマー代表選手の一人が帰国を拒み、日本に難民申請をしました。
メディアでも取り上げられており、記憶に新しいニュースかと思います。
[参考] サッカー ミャンマー代表の選手が難民認定を申請 大阪
世界の難民の数は年々増加しており、2010年は約4,100万人だったのが、2019年末時点で世界人口の1%に相当する約7,950万人と過去最多となりました。
ここ10年で約2倍近くになり、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が統計を開始して以来最多となります。
この世界は、100人に1人が難民です。
当社オフィスがある、ナイジェリアも例外ではありません。
政情不安が続くナイジェリアでは、紛争が激化し、イスラム過激派組織からの度重なる暴力行為により、多くの方が隣国への避難を強いられています。
ナイジェリアの難民の数は、2021年4月時点で、
【難民:37万人、国内避難民:287万人】
も存在します。
※難民:紛争や迫害、人道危機により生命の安全を脅かされ、他国に逃れなければならなかった人々。
※国内避難民:同様の理由で逃れなければならなかったが、国境を越えず、国内で避難をしている人々。
ナイジェリアでは、今年の2月にも武装集団による拉致襲撃事件が起こり、日本のメディアでも取り上げられていました。
2014年のイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」による女子生徒拉致事件は、世界的にも大きく報道されましたが、そういった事件が現在でも後を絶ちません。
今現在も、激化する暴力行為、広がる性的暴力、自爆テロの脅威というような重大な人権危機に直面しており、多くの民間人が家を追われています。
国連サミットで全会一致で採択された「SDGsの17の目標」にも、難民問題に関係深い目標が多く掲げられています。
例えば、
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロに
10.人や国の不平等をなくそう
16.平和と公正をすべての人に
これらのSDGsの目標達成するためには、世界的に難民問題を解決しなければなりません。
日本も国連の一員として、積極的に取り組まなければいけない問題です。