2022.2.14
Happy Valentine❤
スタッフのM美です(^^)
バレンタインといえばチョコレート🍫ですよね。
日本のチョコレートの年間消費量のおよそ2割がバレンタインデー頃に消費されるというも言われています。
チョコレートは日本とアフリカを繋ぐ、とても身近なものです。
今世界で流通しているカカオ豆の6割は、西アフリカに位置するコートジボワールとガーナ共和国で生産されています。
日本においては、なんと8割をガーナ共和国から輸入しています。
私たちが普段美味しい!美味しい!と口にしているチョコレート。
しかし、原料となるカカオ豆を生産している農園では、貧しさゆえに多くの子供たちが働いているという現状があります。
(もちろん全ての農園で違法な児童労働が行われているわけではありません。)
近年、SDGsブームにともなって「エシカル消費」が世界的に注目されています。
「エシカル消費」とは、環境や人権に対して十分に配慮された商品やサービスを選択して買い求めることです。
具体的には、
・フェアトレードの商品を選ぶ➡適正な価格で継続的に取引された途上国の原料や製品を使った商品を選ぶ
・エコな商品を選ぶ➡リサイクル素材を使ったものや資源保護などに関する認証がある商品を買う
・寄付つき商品を選ぶ➡売上金の一部が寄付につながる商品を積極的に買う
・被災地の産品を買う➡被災地の特産品を消費することで経済の復興を応援する
といった消費行動などが挙げられます。
これまで多くの消費者は、自分たちが使う商品やサービスが
・どんな背景があるのか
・どんな人がどのような場所でつくっているのか
といった裏側に、あまり関心を示してきませんでした。
しかし、近年は、商品をつくるために、劣悪な労働環境が常態化していたり、絶滅しそうな動植物が犠牲になっていたりしていることがわかると、その商品を買わないという選択をする消費者が増えてきました。
この動きは欧州で特に目立ってきています。
一方で、日本は世界と比べると「エシカル消費」はまだまだ浸透しておらず、関心も低いというのが現状です。
オーストラリアのNGO「Walk Free Foundation」によると、児童労働や現代奴隷が生産に携わった商品輸入額で、日本は世界ランキング2位に位置しています。
世界的な潮流を鑑みると、今後ますますエシカル消費という観点が重要になってきます。
バレンタインでチョコレートどれにしようか迷ってるあなたも、どちらか迷ったらフェアトレードの商品を選ぶなど、小さいことから児童労働の削減や環境に貢献できると気持ちが良いですよね!
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