2023.8.8
ガーナ・ナイジェリアに道路維持補修用資材提供でインフラ改善と経済発展を加速
デジタル貿易プラットフォームの開発・提供を手がける株式会社STANDAGE(東京都港区、代表取締役社長:足立彰紀、以下スタンデージ)は、道路の舗装を主な事業とし、アスファルト合材製造、建材販売、技術試験業務などを手がける株式会社愛亀(愛媛県松山市、CEO:西山周、以下愛亀)とともに、「西アフリカ(ガーナ、ナイジェリア)における道路維持補修の適時化と道路維持補修用資材【エクセル・パッチ】製造の可能性調査事業」(以下、本案件)において、経済産業省が募集する令和4年度補正現地社会課題対応型FS補助金の委嘱先として選定されました。本案件は今後成長が期待される西アフリカ地域で課題視される道路インフラについて、維持補修に向けた調査や技術提供、製品製造およびその後の市場展開をスタンデージと愛亀が担い、こうした役務に対し経済産業省が費用の提供を行うものです。
■背景
「西アフリカ成長リングマスタープラン(MP)」に示されるように、西アフリカの道路インフラは今後も成長が期待されています。一方、既設および新設の道路の劣化は進んでいくため、舗装道路が増えるにつれ、維持補修の重要性も増していきます。
「開発協力方針」によると、ガーナは西アフリカ地域の交通のハブとなることを目標に港湾の整備や幹線道路の拡充を進めるなど、インフラ開発等に積極的に取り組んでいます。また、ナイジェリアはアフリカ最大級の経済・人口規模を持ち、MPにおける東端の重要地点を担うこととなります。
しかしながら、既存道路の維持補修は追いついていないのが現状で、現地補修工法は安価ではあるものの、アスファルトプラントとの距離制限があるなど課題を抱えています。中長期的な目線で考えれば正式な補修材への移行が必要であり、簡易かつ安価な補修製品が求められています。
■スタンデージと愛亀の強み -アフリカ地域での実績
現在ガーナで実施中の「JICA道路橋梁維持管理能力強化プロジェクト」において、愛亀が提供する全天候型舗装補修材「エクセル・パッチ」の試験施工を行った結果、製品は高い評価を受けています。
また、スタンデージは国内中小企業向けに販路開拓を含めた貿易参入を支援しており、再注力地域としてアフリカ地域に4拠点を展開。過去には外務省が募集する「無償資金協力に関する事前調査」において、業務委嘱先として選定された実績があります。
本事業では道路の維持補修技術および製品製造等の調査は愛亀が中心となって行い、その後の市場展開や貿易展開については、スタンデージの貿易プラットフォームや現地法人、現地拠点などを活用し調査・展開を図ります。
アフリカ現地拠点および現地人材を自社に擁し事情に精通しているスタンデージと、アフリカ地域で道路補修材の提供実績のある愛亀が協力して本事業にあたることで、西アフリカ地域の道路インフラの改善に寄与し、さらなる経済的発展に貢献してまいります。
■愛亀について
1957年4月設立。愛媛県の建設業特に舗装業を主戦場として活躍している。その後、多様な会社を設立、禅譲されるなかで、現在はグループ企業12社を保有している。海外事業は当初より積極的に推進してきた。NASAをはじめとする滑走路の滑り抵抗調査など海外業務の実績も多数保有している。平成27を皮切りに、海外進出としてカンボジアに現地法人を設立。中央アジアに次ぐ進出先として西アフリカをターゲットとしている。経営理念「くじけず おごらず」をモットーに「インフラの町医者」として現地と弊社の継続的な発展を目指している。
設立1957年4月
代表者 代表取締役 西山 周
資本金 4,500万円
URL https://ikee.jp/
■スタンデージについて
2017年3月設立。同年12月にナイジェリアオフィスを設置し、21年にはケニア、南アフリカ、エジプトにも現地法人を設立。貿易の売り手と買い手のマッチングから、決済・ファイナンス、貨物配送に至る、全ての貿易業務を完結できるデジタル貿易総合サービス「デジトラッド」を提供。新興国との決済においてはブロックチェーンと暗号資産を活用し、安全・安価・迅速な支払いシステムを開発。商社機能×テックによって、国内の中小企業と全世界がシームレスにつながる社会の実現を目指す。
◇「デジトラッド」サービス公式サイト:https://standage.co.jp/digitrad
設立 2017年3月
代表者 代表取締役社長 足立 彰紀
資本金 6億856万8,500円(3億278万250円の資本準備金を含む)
URL https://standage.co.jp/