
中古車リサイクル業が挑む輸出の壁――貿易実務の外注で第一歩を踏み出す株式会社安田産業 様
1967年創業の株式会社安田産業は、自動車解体を軸に、中古車・事故車・不動車の買取からリサイクルパーツの販売・輸出、廃車手続き代行までを手がける企業です。社内に専任の貿易部門を持たない中、同社は『おまかせ貿易』の導入によって海外展開の可能性を探っています。
課題
- 輸出業務を遂行できる人材の不在
- 信用調査や海外取引先の選定に対する不安
- 実務負担と手続きの煩雑さによる停滞
現状
- 書類業務・手続きに関わる業務負担の軽減
- 輸出業務における進行と方向性の明確化が今後の課題
今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?
私たちは以前から、海外市場に販路を広げることを目指しておりました。顧客とのネットワーク自体は独自に構築できていたものの、いざ輸出となると貿易実務を遂行できる人材が社内におらず、そこが大きな障壁でした。また、海外取引先の信用調査など信頼性を判断するプロセスも手探り状態で、結果としてなかなか輸出ビジネスを具体的に進められずにいました。
そこで求めていたのは、単なる代行ではなく、コンサルティング的な視点も含めた総合的なサポート。そうしたなかで出会ったのが『おまかせ貿易』でした。STANDAGEのセミナーを通じてサービス内容を理解し、これなら自社の課題を包括的に解決できると期待を持って導入を決定しました。
具体的にどのような内容でしたか?
現在、STANDAGEからは複数の輸出案件をご紹介いただいておりますが、現時点では具体的な売上構築には至っていない状況です。特に中古車の輸出案件に関しては、当社が想定する市場や事業の方向性との整合に今後取り組むべき余地があると認識しています。今後は、より精度の高い情報提供と提案を通じて、双方にとって実りある案件の創出に繋がることを期待しています。
導入後、どのような効果が得られましたか?
導入から1年が経過した現時点においては、まだ目に見える売上構築にまでは至っていない状況です。貿易実務の外注化という基本方針に変わりはありませんが、意思決定の進行が当初の想定よりも緩やかであるため、現段階では、取り組みの全体像や進め方についてもう少し明確な共有が望まれる状況です。今後は、より一貫したご対応を通じて、継続的かつ実効性のある協業体制の構築に繋がることを期待しております。
今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?
私たちの最終的な目標は、継続的に貿易を行う体制を構築することです。ただし、貿易実務を自社内で担う予定はなく、今後もその領域は外部パートナーに委託するという方針です。STANDAGEには、その実務面のアウトソーシング先として、引き続き支援をお願いしたいと思っています。まずは小さな成功体験をつくり、それを基盤に実績として積み上げていけるようなサポートを期待しています。
安田産業 大井様のコメント
現時点では、貿易売上構築に関して具体的な実績を語れる段階には至っておりません。 ですが、社内に専任の貿易リソースを持たない企業にとっては、『おまかせ貿易』は、貿易への第一歩を踏み出す上での大きな支援となり得ると感じております。実際、煩雑な書類作成や各種手続きから解放されることで、一定の業務負担の軽減が図れた点は評価できるポイントだと考えます。
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