有限会社うな勢

老舗うなぎ店が挑む海外市場開拓──伝統と革新で拓く輸出戦略有限会社うな勢 様

老舗うなぎ専門店『うな勢』。創業から50年以上にわたり、地元に根ざした味と職人技で親しまれてきました。団体の昼食や家族の夕食など幅広いニーズに応えつつ、現在は海外展開に向けての挑戦を始めています。

課題

  • 高齢化社会による既存顧客層の縮小
  • 国内市場依存による成長余地の限界
  • 円安や物価上昇による収益構造の不安定化

現状

  • 海外展示会出展を機に輸出先を獲得
  • 海外営業活動を通じた実践的な戦略構築の開始
  • 差別化商品の開発(予定)

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?

私たち有限会社うな勢は、三重県でうなぎ専門店を営んでおり、長年地元のお客様にご愛顧いただいてきました。しかし同時に、企業成長のためには、新しい顧客層の獲得の必要性があるとも感じていました。また、国内市場の縮小や円安の影響もあり、日本国内だけに商圏を依存していくことへの不安が拭えませんでした。

そうした中で「外貨を得る」「販路を海外に広げる」という視点で事業の可能性を模索していたタイミングで、取引先の銀行からSTANDAGEの『おまかせ貿易』をご紹介いただきました。当初は”やってみたい”という軽い気持ちでしたが、初期負担が少なく、チャレンジできる環境が整っていたことも決め手となり、2年間の契約で海外輸出に挑戦することにしました。

具体的にどのような内容でしたか?

導入当初、STANDAGEの担当者には、定期的な打ち合わせを通じて非常に実践的な提案や知識を提供いただきました。展示会出展のサポートや他社の事例紹介など、私たちのように海外ビジネスが未経験の企業にとって非常に心強い支援をいただきました。

とくに、単なる輸出のノウハウ提供ではなく、私たちの事業特性に即した具体的なアイデアを共有いただいた点は大きな価値でした。実際に事業として成立するかどうかの判断材料を得るという、私たちの2年間の目的に向けて、多面的な視点でサポートいただいたことに感謝しています。

導入後、どのような効果が得られましたか?

現時点では海外展開の初期段階にあるとはいえ、策定した海外販路開拓の計画に基づいてシンガポールでの展示会に実際に出展するなど、着実に海外展開に向けた取り組みを重ねています。

展示会出展時の様子

一方で、展示会後の展開については、戦略の具体化に向けて模索を続けており、現在は営業メールを中心にアプローチを進めている段階です。また、中国産の蒲焼と比較された際の価格競争力には課題があり、商品そのものや販売戦略にさらなる工夫が求められていると感じています。

今後は、例えば常温で取り扱えるレトルト商品の開発や、これまでにない切り口での提案などを含め、より戦略的なロードマップをSTANDAGEと共に描いていけることを期待しています。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?

今後の目標は、年間2,000万円規模の海外事業を確立し、国内の売上減を補える新たな収益の柱を築くことです。そのためには、現時点での主力商品である蒲焼やしぐれ煮以外にも、たとえば非常食用のうなぎ粥など、異なる視点での商品開発やマーケティング提案をSTANDAGEから積極的にいただけると非常に助かります。

また、展示会出展後のフォローアップや具体的な営業戦略、次のアクションにつながる仕組み作りへの支援を引き続きお願いしたいです。

九州から仕入れる国産うなぎを使用。信頼の置ける養鰻家によって、研究が重ねられたオリジナル飼料や徹底した管理のもと、丹念に育てられたうなぎは、肉厚で上品な旨味をもっている。

うな勢 市橋様のコメント

海外輸出というと大掛かりに聞こえるかもしれませんが、銀行やSTANDAGEの後押しがあったことで、リスクを抑えて取り組めたことは、非常に意義深いと思っています。

今後も「輸出を通じて事業を成長させる」という明確な目標に向かって、STANDAGEには単なる支援者ではなく、伴走者としてもっと具体的な提案や道筋を一緒に描いてもらえたら嬉しいです。私たちもうなぎ屋の枠を越えて、事業の可能性を広げていければと思っています。

※掲載内容は取材当時のものです。

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