アグリ事業部が描く“販路ゼロ”からの輸出実現プロセスとは株式会社一路 様

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか？

もともと私たちは、JETROのハンズオン支援を受けながら海外展開の準備を進めていました。ですが、実際に輸出に踏み出そうとすると、輸出規制の複雑さや言語の壁、さらには人手不足といった課題が次々に立ちはだかり、思うように進めることができませんでした。特に社内に英語を話せる人材がいなかったため、海外展示会への出展も体制的に難しく、せっかくチャンスをいただいても断念せざるを得ないことが多々ありました。輸出業務をすべて自社で賄うには、専門部署の立ち上げや専門人材の確保が必要で、そのハードルは非常に高いものでした。

そんな中、JETROのメルマガで『おまかせ貿易』を知り、STANDAGEの営業担当者から詳しい説明を受けたことが導入のきっかけです。「片手間では到底こなせない貿易業務を丸ごと任せられる」——このサービスは理想的なソリューションを提供してくれると感じ、導入を決意しました。

具体的にどのような内容でしたか？

『おまかせ貿易』では、当社単独では実現が難しかった業務を、幅広くサポートいただいています。特に印象的だったのは、シンガポールでの海外展示会出展です。契約からわずか半年後には、実際の出展が実現。現地バイヤーとの名刺交換などを通じて、具体的な商談や引き合いにもつながる成果が得られました。

展示会対応だけでなく、出荷や商談のフォローまで一貫して任せられる点は非常に心強く、まさにSTANDAGEが当社の“海外営業部”となって動いてくれているような感覚です。これをきっかけに、シンガポール市場への輸出が実現できたことは大きな成果です。

導入後、どのような効果が得られましたか？

最大の成果は、導入から半年という短期間で、初めての海外出荷が実現したことです。展示会での商談を通じて得た引き合いが、実際の出荷につながり、今後シンガポールのレストランなどで当社製品が販売される予定です。こうして具体的な成果が形として見えていることに手応えを感じています。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか？

今後は、ある程度販路が整ってきた段階で、『おまかせ貿易』を「商社機能」のように活用していきたいと考えています。つまり、輸出に関わる複雑な契約や出荷の手続きなどを一括して任せることで、より安心して海外展開を継続できる体制を構築したいと思っています。

一方で、よりスムーズな運用を目指す上で情報共有の更なる精度向上にも期待しています。

一路 日浦様のコメント

『おまかせ貿易』を導入してまず魅力的に感じたのは、「STANDAGEの海外拠点にいるフィールドセールスの方々が私たちの製品を販売してくれる」という構想です。実際にシンガポールへの出荷が決まり、さらにインドへの展開に向けた商談も進んでいることは、私たちにとって大きな励みとなっています。貿易実務に関する負担を大きく軽減してくれたという点において、このサービスの価値を実感しています。

これから海外展開を目指す企業の皆さまには、『おまかせ貿易』を活用することで、自社の限られたリソースのなかでもスムーズにグローバルなビジネス展開が実現できる可能性が広がることを、ぜひ知っていただきたいと思います。