井原水産株式会社

国内需要減に挑む水産加工業者が『おまかせ貿易』導入で開けた海外展開の扉とは井原水産株式会社 様

北海道留萌市に本社を構え、数の子を中心に『カズチー』をはじめとした水産加工品の製造・販売を手がける井原水産株式会社。国内消費が減少する中、海外市場への本格進出を見据え、STANDAGEの『おまかせ貿易』を導入。専門性とリソースの限界を感じながらも、どのように海外展開を進めているのか。その現状と手応えを語っていただきました。

課題

  • 国内市場縮小による売上減少
  • 海外市場進出へのノウハウ不足
  • 人的リソース不足による海外事業への対応困難

現状

  • 貿易実務の包括的サポートの受領
  • 営業交渉・市場調査の代行体制の基盤構築
  • 売上実績の積み上げへの期待

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?

当社の主力商品である「数の子」は、日本国内ではお正月やお歳暮といった特別な行事に欠かせない食材ですが、こうした伝統的な文化の衰退と共に、国内での消費が年々減少しています。お正月に数の子を贈る・食べるといった習慣が薄れ、さらに最近ではおせち料理も家庭で作られることが少なくなり、スーパーや百貨店で購入される場合でもごく少量の数の子しか使われないことが多い状況です。

こうした中、国内売上の減少という大きな課題に直面し、今後どうやって売上を確保していくかという議論の中で、これまで手をつけてこなかった海外展開に本腰を入れるべきだと判断しました。

STANDAGEとの出会いは、代理店の紹介がきっかけです。弊社の課題を共有したところ、『おまかせ貿易』を提案いただきました。紹介をいただいたことで信頼感があり、実際に何度か話を聞いて、貿易手続きや現地調査、出荷業務などを一気通貫でサポートいただける点に魅力を感じ導入を決めました。

具体的にどのような内容でしたか?

現在は導入してからまだ3ヶ月ほどですが、現地の市場調査や営業交渉などを、経験豊富なSTANDAGEのスタッフに包括的にサポートいただいています。特に、自社にノウハウが少ない海外営業や貿易実務といった部分を、一貫して代行していただける点は非常に心強いです。専門性が高く、安心して任せられるというのが率直な印象です。

STANDAGEの担当者からも定期的に進捗状況の報告などをいただいており、順調にプロジェクトが動いていると感じています。

導入後、どのような成果が得られましたか?

本格的な出荷・販売はこれからの段階ではありますが、最終的には売上の実績をしっかりと積み上げていきたいと考えています。現在初期段階の海外売上を、例えば弊社全体売上の1割にまで伸ばすことが、当面の目標です。

今後は、STANADGEのサポートにより、海外での販売実績が着実に上がっていくことを期待しています。その成果が目に見えてくることで、海外展開の可能性や手応えを実感できると思っています。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?

弊社はこれまで輸入業務を中心に行ってきたため、最低限の貿易ノウハウはありますが、輸出という点では初めての取り組みに近く、なかなか一歩を踏み出せずにいました。その点、『おまかせ貿易』を通じて、人的リソースを多く割かずに海外展開に取り組めるのは非常にありがたいです。

今後も、現地での営業活動を通じて、具体的な売上実績をつくり、それをもとに海外売上比率を伸ばしていけるよう、引き続きサポートをお願いしたいです。売上の数字がついてくることで、社内的にも「このまま進めていこう」という確信が持てると考えています。

『カズチー』は、数の子とチーズを組み合わせた商品で、数の子の食感とチーズのまろやかな味わいが特徴。

井原水産 勝田様のコメント

STANDAGEの『おまかせ貿易』は、海外貿易の経験がない企業でも、安心して海外市場に挑戦できるサービスです。私たちのように人的リソースが限られている企業にとっては、まるで社外の営業担当がもう一人加わったような安心感があり、人的リソースの補完という点でも大きなメリットがあります。

海外展開の一歩を踏み出せない企業にこそ、STANDAGEの『おまかせ貿易』を活用して、ぜひ新たな市場にチャレンジしていただきたいと思います。

※掲載内容は取材当時のものです。

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