金秀バイオ株式会社

健康食品メーカーが挑む“越境”成長戦略──国内競争を越えて、中東市場へ金秀バイオ株式会社 様

沖縄県に本社を構える金秀バイオ株式会社は、機能性表示食品や健康補助食品の製造・販売を手掛ける企業です。地場の天然素材を活かした製品開発力に強みを持ち、地域密着型で事業を展開してきました。国内市場の成熟を受け、同社は新たな成長の舞台として海外市場への本格参入を決断しました。

課題

  • 国内市場の成長鈍化と価格競争の激化
  • 海外展開のための人材不足
  • 海外展開に関する知識と実務経験不足

現状

  • 海外現地での営業代行と展示会出展の実現
  • 海外展示会での商談機会の創出
  • 中東企業との交渉開始による実務フェーズへの移行

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?

私たちは沖縄を拠点に、健康食品の製造・販売を行っている企業です。ここ数年、国内市場の成長が鈍化する中で競争は一層激化しており、大手企業の他業種からの参入も増加。特にドラッグストアなどの小売市場では、価格競争が熾烈になっていました。

大手メーカーは大量生産によるコスト競争力を武器にシェアを広げており、私たちのような中小企業にとっては非常に厳しい状況です。そうした背景から、売上を伸ばすには国内市場に頼るのではなく、海外市場に目を向ける必要があると判断しました。

その一環として展示会への出展などを進めてきましたが、限られた人員体制のなかで、海外展開には知識・経験ともに多くの課題がありました。そうしたタイミングで出会ったのが『おまかせ貿易』です。海外進出を効率的かつ本格的に進めるために、導入を決めました。

具体的にどのような内容でしたか?

最も価値を感じているのは、現地での営業活動を代行してくれる点です。海外の展示会への出展や商談支援まで一貫して任せられるため、私たちのようなリソースが限られている企業にとっては非常に大きなサポートとなっています。

実際に、ドバイで開催された世界最大級の医療機器見本市「アラブヘルス(ドバイで開催される世界最大級の医療機器関連見本市およびヘルスケア国際会議)」では、クウェート企業との商談が始まり、具体的なやりとりが進行しています。自社だけでは到達できなかった市場との接点を持てたことは、大きな前進でした。

導入後、どのような成果が得られましたか?

導入から約1年が経ち、海外市場での活動が少しずつ成果につながっています。特に、「アラブヘルス」を通じた商談の進展は、国内市場では味わえなかったような手応えをもたらしてくれました。

現在は、こうした商談が実際の取引・売上へとつながるよう、ステップを踏んでいる段階です。これまでにない形で海外展開が具体化し始めており、”ようやく動き出した”という実感を持っています。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?

今後は、中東地域を中心に海外での売上を着実に拡大していきたいと考えています。最終的には、海外市場からの売上が国内と同等かそれ以上になることを目指しています。

そのためにも、引き続き現地での営業支援や商談創出を強化してもらえることを期待しています。また、貿易に関するノウハウや市場情報の提供もさらに充実させていただけると嬉しいです。

主力製品であるフコイダンは、国内外で高い評価を受けており、アジアや欧米市場にも展開。

金秀バイオ 佐々木様のコメント

弊社としては、貿易業務を全て任せられる『おまかせ貿易』に非常に満足しています。人員が限られている私たちにとって、これまで手の届かなかった海外市場へアプローチできるようになったのは大きな変化です。今後はさらに売上を伸ばしながら、海外進出を加速していきたいと考えています。

※掲載内容は取材当時のものです。

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