神戸化成株式会社

輸入から輸出へ——輸出転換で切り拓く、食品素材メーカーの次なる市場神戸化成株式会社 様

神戸化成株式会社は、食品添加物や素材の製造を行い、「おいしさ」を支える製品開発を提供しています。特に、食品添加物や着色料の製造において高い技術力を誇ります。長年の輸入ビジネスを基盤に、今回は『おまかせ貿易』を活用して海外市場への進出に着手しています。

課題

  • 輸出先選定に必要な市場データの不足
  • 海外営業活動に割ける人員と時間の不足
  • 商談獲得に至る戦略構築の不透明さ

現状

  • 想定外市場からの新規引き合いの獲得(予定)
  • リード発掘から商談獲得までの一貫支援体制の獲得
  • 市場データに基づく戦略的な輸出活動への着手

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?

私たちはこれまで、原料を中心とした輸入ビジネスを主軸に展開してきましたが、以前から”いつかは輸出にもチャレンジしたい”という想いを抱いていました。とはいえ、どの国にどんな商品を売るべきかといった具体的な市場情報や、それを実現するためのリソースが不足しており、なかなか一歩を踏み出せずにいたのが正直なところです。

そんな折、日頃から取引のある物流会社の社長から『おまかせ貿易』をご紹介いただきました。実のところ、それまで貿易代行サービスというものの存在すら知りませんでしたが、その社長とは長年の信頼関係があり、ざっくばらんに意見を交わせる間柄でもありました。丁寧な説明を受けたうえで、”彼が薦めるなら一度試してみよう”と導入を決意しました。

具体的にどのような内容でしたか?

STANDAGEから提供された支援の中でも特に価値を感じているのは、「想定外の市場ニーズを発見できたこと」です。当初、私たちはアメリカや東南アジアを主なターゲットとして想定していました。ところが実際には、リトアニアなど欧州の国々からの関心が高いことがわかり、大きな驚きと新たな気づきがありました。これは、STANDAGEによる現地での市場調査やマーケティングの成果であり、自社だけでは得られなかった一次情報に触れられた点でも、非常に有意義だったと感じています。

こうしたリアルなデータに基づき、輸出先の選定がより具体的かつ現実的に進み始めており、マーケティングから商談獲得までを一貫して支援してくれる体制には、大きな価値を感じています。

導入後、どのような効果が得られましたか?

「海外展開したい」という構想を持っていても、その一歩目が非常に難しい。これは多くの企業に共通する課題だと思います。私たちもその例に漏れず、具体的なアクションに移せずにいたのですが、STANDAGEのサポートを受けたことで”この国には確かにニーズがある”という明確な気づきを得ることができました。

今後、実際にニーズがある地域に対してSTANDAGEとともに伴走しながら、現地の情報をさらに深掘りしていければと考えています。まだ「踏み出す前夜」といった段階ではありますが、すでに見えている可能性の大きさに期待が膨らんでいます

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?

これからは、見つかった市場ニーズに対して、より具体的な戦略に落とし込んでいきたいと考えています。STANDAGEには、国別・地域別の商慣習や規制などの詳細情報の提供をはじめ、今後の営業活動につながるような商談のきっかけ作りを引き続きお願いしたいです。

以前、現地に強いコンサルタントと顧問契約を結んだこともありますが、その際は「社長同士のコネクション」などに頼ったトップダウン型のアプローチでした。今回はむしろ、マーケット全体を俯瞰し、デジタルを活用して一つずつ商談を獲得していく、いわば“地に足のついたボトムアップの攻め方”をしてもらっており、これはとても勉強になりますし、新しい価値を感じています。

赤キャベツ、パプリカ、カカオなどの植物から抽出した天然色素を使用し、食品用の赤・黄・橙・茶・青など、さまざまな色素を製造。これらの色素を組み合わせ、お客様のご要望に応じた理想の色調を実現。

神戸化成 村川様のコメント

私たちのように、輸出をしたいけれど何から始めればいいかわからないという企業にとって、『おまかせ貿易』は非常に心強いサービスだと思います。特に、自社でマーケティングやリード獲得のリソースが足りていない企業にとっては、非常に大きな武器になるはずです。

また、実質的に「社員1名採用分程度の負担」で始められるというのも、大きな魅力の一つです。「小さなコストで大きなチャンス」を得たい企業にぜひおすすめしたいです。

今後の展開がますます楽しみです。STANDAGEの皆さんには引き続き、私たちの海外展開を支えていただければ幸いです。

※掲載内容は取材当時のものです。

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