金沢丸中水産株式会社

水産仲卸が挑む“輸出未経験”からの第一歩――『おまかせ貿易』で切り拓く海外販路金沢丸中水産株式会社 様

金沢丸中水産株式会社は、金沢市中央卸売市場を拠点とする創業59年の水産物仲卸業者です。鮮魚や太物(まぐろ類やサワラ他)、加工品など豊富な品揃えと高い目利き力で、北陸の食文化を支えてきました。いま同社は、新たな挑戦として輸出事業に踏み出しています。

課題

  • 輸出に対する漠然とした不安
  • 輸出業務に関する知識・ノウハウの不足
  • 海外市場調査に対する実務的ハードルの高さ

現状

  • 海外市場ニーズ分析と提案支援の獲得
  • 商談機会の創出と具体的な販路開拓支援の獲得
  • 自社での継続的輸出体制構築に向けた知見の蓄積

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?

私たちは以前から輸出に対して一定の関心を持っていたものの、なかなか具体的な一歩を踏み出せずにいました。というのも、明確な課題があったわけではなく、「何から手をつければよいか分からない」という漠然とした不安が大きな障壁となっていたのです。そうした中で『おまかせ貿易』のご提案をいただき、「伴走型の支援体制がある」と伺ったことで、「これなら始められるかもしれない」と感じ、導入を決意しました。

他社サービスとの比較検討は行っておらず、『おまかせ貿易』を前提に決めた形です。というのも、これまでは輸入会社を通じて製品を動かしていたため、私たち自身が輸出業務に関するノウハウをまったく持っていなかったからです。書類の作成から販路開拓まで、手厚くサポートしていただける点が、導入の大きな決め手となりました。

具体的にどのような内容でしたか?

まだ実際に商品が流通しているわけではありませんが、STANDAGEの支援で特にありがたく感じているのが、販路の開拓に力を入れていただいている点です。

単に商談先を紹介するだけでなく、対象市場のニーズや、どのような切り口で提案すれば効果的かといった具体的なレクチャーも行ってくださっています。これまで自社だけでは得られなかった視点を数多くインプットいただいており、導入後すでに大きな価値を感じています。

導入後、どのような効果が得られましたか?

現時点では、まだ商品が市場に流通している段階ではないため、数値として成果を語るのは難しい状況です。ですが、複数の企業をご紹介いただき、商談の機会を得られていることは、私たちにとって大きな前進と捉えています。

今後は、STANDAGEの支援を通じて得た知見を活かし、自社だけでも販路開拓を継続できる体制を整えていきたいと考えています。そのためにも、「どの商品がどの市場に適しているか」といった判断軸を持てるようになることが、次のステップだと認識しています。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?

私たちは生鮮の魚介類を取り扱っており、商品ラインナップは季節や水揚げ状況に応じて日々変化します。価格や産地などの条件も流動的であるため、より柔軟かつスピーディーな対応が求められる場面も多くあります。

そのため今後は、必要に応じてより頻度高く情報を共有できる体制があると、よりスムーズに連携できるのではないかと考えています。日々のリアルタイムなやり取りが可能になれば、状況の変化にも的確に対応でき、輸出体制の構築にも弾みがつくことを期待しています。

市場で培った信頼の目利き、丸中水産の厳選鮮魚。

金沢丸中水産 塩川様のコメント

『おまかせ貿易』は、これから輸出に挑戦したいと考えている企業にとって、非常に心強いサービスだと思います。特に、初めて輸出に取り組む企業にとっては、書類の整備や相手国との交渉、市場の情報収集など、すべてが未知の領域です。

その点、STANDAGEは非常に寄り添った姿勢で支援してくださるため、やり取りの中で自社の課題や、ターゲット市場のニーズも見えてくるようになりました。まだ成果という形では表れていないものの、すでに得られている多くの学びは、今後の大きな財産になると確信しています。

※掲載内容は取材当時のものです。

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