株式会社レプリテック

生物由来製品輸出の高いハードルに挑む――バイオベンチャーの決断と突破口株式会社レプリテック 様

株式会社レプリテックは、細胞質型高発現ベクターの開発・受託や幹細胞関連技術の研究支援を手掛ける企業です。生物由来製品への輸出規制という高いハードルを前に、STANDAGEの『おまかせ貿易』による支援を中国市場に向けた確実な輸出ルート構築に取り組んでいます。

課題

  • 生物由来製品輸出に対する規制の厳格さ
  • 代行業者からの取り扱い拒否による輸出手段の欠如
  • 既存取引先の要望に応えるためのスピード確保の必要性

現状

  • 規制クリアに向けた最適ルート模索と試験輸送の実施
  • 輸出フロー理解とリスク管理力の向上
  • 別製品・別手段による輸出可能性探索の視点獲得

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?

弊社では、中国へのバイオ用試薬の輸出を検討していました。ですが、中国では生物由来製品の輸入規制が非常に厳しく、多くの代行業者に問い合わせを行ったものの、「取り扱い不可」と断られる状況が続いていました。こうした厳しい環境の中で、次の一手を模索していたところ、STANDAGEに相談する機会を得ました。担当者との打ち合わせを進める中で、過去に同様の案件を担当した経験があることがわかり、『おまかせ貿易』導入を前向きに検討することになりました。

『おまかせ貿易』導入前から中国現地に取引先が決まっていたこともあり、スピード感を重視して輸出ルートの確立を急ぐ必要がありました。そのため、他社との比較検討は行わず、最終的には『おまかせ貿易』の導入を決断しました。

具体的にどのような内容でしたか?

弊社が最も価値を感じている点は、STANDAGEの担当者の豊富な過去経験に基づいた具体的なサポートです。規制のハードルが高い中、どうすれば輸出が可能かを一緒に考え、さまざまな可能性を探っていただいています。現在、輸出に関する規制クリアに要する時間や輸出にかかる難易度の高さから、進捗には波があるのが現状です。それでも、都度最善の方法を模索していただき、試験的な輸送にも挑戦していただいています。

実際に、一度は現地に製品が到着したものの予定より大幅に輸送時間がかかり、温度管理にも課題が生じるというケースがありました。ですが、こうした経験を通じて、弊社としても現実的な課題を把握することができ、今後に向けた具体的な改善ポイントが明確になりつつあると感じています。

導入後、どのような効果が得られましたか?

輸出に関して完全な初心者だった弊社にとって、まず輸出フローのイメージがつかめたことが大きな成果です。まだ試行錯誤の段階ですが、ひとつひとつの案件を通じ、どのような書類が必要で、どのルートが適切か、日数やリスクなどを把握できるようになってきました。
特に、中国向け輸出が難しい場合でも、別の製品や新たな方法での可能性を探る視点を持てるようになった点は、今後の海外展開において大きな財産になると感じています。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?

今後は、輸出フローの「型」を確立し、効率的に動ける体制を整えたいと考えています。一度成功事例を作ることで、以後の案件では「この製品ならこの流れ」という標準プロセスを内製化し、迅速な対応を実現したいと思っています。
STANDAGEには引き続き、「生徒に教える教師」のように、細やかに、かつ全体像が見える形でサポートしていただくことを期待しています。特に、必要書類の意味やタイミング、進捗状況の共有など、弊社が道に迷いそうなときはナビゲートしていただけるとありがたいです。

レプリテック 白川様のコメント

輸出業務は私たちにとって未知の世界であり、常に「これで正しいのか」と不安を抱えながら進めています。その中で、STANDAGEには、弊社の営業部門の一員のように伴走していただけることを期待しています。今後はさらに密な連携をとりながら、目標に向かって共に進めていければと考えています。

輸出を一過性のチャレンジで終わらせず、弊社のビジネスに定着させるため、引き続き丁寧なサポートをお願いしたいと考えています。

※掲載内容は取材当時のものです。

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