2020.10.16
こんにちは、スタッフのM美です(^^)/
2020年のノーベル平和賞を国連世界食糧計画(WFP)が受賞しましたね✨
世界中で新型コロナウイルスが蔓延したことにより、食糧問題に対する懸念もより一層深刻になりました。
一部穀物の生産国において輸出規制措置がとられたり、輸出の規制以外にも、世界規模で食糧備蓄が進み、世界の飢餓人口の増加に拍車をかけました。
飢餓と聞くと、人口に対して食料が不足しているからでは?🤔
と考えてしまうかもしれませんが、実は世界中の全ての人が食べられるだけの食料は十分に生産されているんです!
これは数字でもきちんと証明されており、世界の農作物の生産量は消費量を大きく上回っています。
米国農業省の試算によると、2020年の米と小麦の生産量は12億6000万トンに達し、これは世界人口の77億人を食べさせるには十分な量で、普通に消費しても4億7000万トン余るとのこと・・・。
にもかかわらず、世界では、9人に1人が十分に食べられていないという現状です。
国連食糧農業期機関(FAO)が公表している「世界の食料安全保障と栄養の現状2020年」の報告によると、2019年の重度の食料不安の状況下にある人々は、約7億5000万人。
地域別に見ると、アジアが一番多くて約4億2200万人。
その次がアフリカで約2億4900万人。
蔓延率で比較してみると、アフリカが一番高く19%、アジアは9%。
また、中度の食料不安の状況下にある人々も含むと20億人を上回り、世界全体で4人に1人の割合とのことです。
食料不足の要因は、武力紛争、気候変動、経済危機など様々な要因がありますが、今回の新型コロナでの輸出規制措置などにより大きく影響を受けてしまう、アフリカ諸国の輸入に依存した食料事情もその一因となっています。
しかし一方で、高所得国は、同じように食料を輸入しているにも関わらず、大量の食料を捨ててしまっているという問題もあります。
世界中の人々を十分に地域や国別で、ものすごく偏りがあるのが現状なんです。
私たちスタンデージも、世界中の人々が自由に平等に貿易ができて、貿易を通じて食糧問題の改善に貢献できればいいな。
”革新的ビジネスの創造を通じて、世界の全ての地域を豊かにする”
ミッションに通じるものがありますね(*^^*)
#世界食糧デー