日本の技術できれいな水をアフリカへ届ける実証実験開始 汚水浄化剤のポリグルでナイジェリアの子どもを救う。

2022年5月20日 株式会社STANDGAE(ナイジェリア支社CEO:デイブガブリエル/ 執行役員:井上駿)は納豆菌から作られる日本の汚水浄化剤”ポリグル”を使用した浄水インフラ整備の実証実験をナイジェリアで開始しました。

 


【実証実験の背景】
ナイジェリアを含め途上国では未だに6億人もの人々が安全な水にアクセスできない状況と言われており、その半分はナイジェリアを含めたサブサハラ以南の人々であると言われています。
そして安全な水が確保できないという理由で毎年30万人(1日800人)の子どもたちが命を落としています。
その社会問題を解決するべく、株式会社STANDGAEはサブサハラの中で最も人口の多いナイジェリアで、汚れた水を浄化することができるポリグルという製品を使って汚水から泥や藻などを取り除き、綺麗な水を現地の人が使えるように浄水インフラを整備しました。

 

 

 

【実証実験の内容】
これまで現地の人々が使っていたのは井戸に溜まった雨水でした。中の水には多くの細菌が含まれており、それが健康被害をもたらしています。

 

現地では3段のタンクを整備し、その井戸から吸い上げられた汚水を3段目のタンクに貯め、ポリグルを投入し攪拌。
綺麗な水と汚物とに分解された時点で重力を利用して2段目の石や砂利、綿などで作ったフィルター層に水を投入。最後に塩素などを混ぜ滅菌。
この浄化槽により、高額な設備を建設せずとも安価で簡単に安全な水の供給が可能になりました。
この取り組みにより約2000人分の生活水が確保できるようになりました。

 

ナイジェリアは人口ボーナスを迎え、人口は2億人に到達しています。2030年までに4億人に急増すると予測されており、安全な水にアクセスできない人も増えると言われています。

今後株式会社STANDAGEではその問題を解決するために継続的にナイジェリアを中心にアフリカのインフラ整備を行って参ります。

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