株式会社新口農園

「国内市場の限界」を超えて──老舗みかん農園が挑む、海外展開という第二の果樹園株式会社新口農園 様

愛媛県八幡浜市にある株式会社新口農園は、創業108年の歴史を誇るみかん専業農園です。自然豊かな地で栽培から販売までを一貫して行い、「安全・安心・高品質」な柑橘を全国へ届けてきました。そんな同社が次に見据えたのが海外市場。そこで出会ったのが、STANDAGEの『おまかせ貿易』でした。

課題

  • 国内市場における価格競争の激化
  • 貿易に関する専門知識と人材不足
  • 貿易に関する情報収集段階での停滞

現状

  • 輸出業務の代行による農業経営への集中体制の確立
  • 海外市場における一次情報の獲得
  • 中長期戦略を見据えた市場選定と販路構築の推進

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?

「日本国内だけでは市場が限られている」。そう私たちが強く意識するようになったのは、みかんの出荷量がピークを迎えた昨年の冬のことです。弊社では高品質なみかんを生産しており、その価値に見合った価格で販売していきたいと考えていましたが、国内市場は飽和状態。特に価格競争が激しく、時には採算ギリギリの取引を強いられることも少なくありませんでした。

そんな中、海外市場、とりわけ高品質な果実に対するニーズが高いアジア市場へ進出したいと考えるようになりました。ただ、貿易は初めての試み。どこから手をつけてよいかわからず、情報収集の段階で立ち止まってしまっていました。

転機となったのは、父がSTANDAGEと関わりのある方から『おまかせ貿易』を紹介されたこと。貿易に関してすべて任せられる体制が整っており、輸出の煩雑な手続きを代行してくれる点に大きな魅力を感じました。まさに、私たちが求めていた一気通貫型の支援体制。それが導入の決め手となりました。

具体的にどのような内容でしたか?

海外販路開拓は、展示会出展やバイヤーとの交渉、現地での販売戦略など多岐にわたる業務が発生します。本来であれば膨大な時間とコストがかかるところを、STANDAGEがすべて一手に引き受けてくれています。特にありがたいのは、私たちの商品の魅力を理解し、それをしっかりと海外のバイヤーに伝えてくれる営業活動まで行ってくれる点です。

現在は、アジア市場、特にシンガポールをターゲットに据え、現地での展示会への出展準備を進めているところです。商品の特徴や農薬使用量など、輸出に関わる細かい規制も丁寧に調査し、最適な市場を見極めてくれる点も安心感につながっています。

導入後、どのような成果が得られましたか?

導入してからはまだ半年程度と日が浅いですが、これまで国内市場だけを見ていた私たちが、海外という新たな可能性に目を向けるようになりました。現地市場の情報やニーズの変化、販売価格の相場など、リアルタイムな情報を提供してくれることで、将来的な戦略の方向性が明確になってきました。

実務面でも、輸出に必要な書類準備や品質規格の調査、輸出国ごとの農薬規制など、複雑なプロセスを的確にナビゲートしてくれるおかげで、私たちは本来の農業経営に集中できていると感じています。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?

最終的には、海外市場向けの販売比率を50%にまで引き上げたいと考えています。現在は国内市場での価格競争が激化しており、どうしても値段で選ばれる傾向があります。しかし、海外では“日本産=高品質”というイメージが根強く、適正な価格での販売が期待できます。

また、将来的には「新口農園のみかんでなければ」と言ってもらえるようなブランド価値を築いていきたいと考えています。STANDAGEには、今後も市場選定のアドバイスや販売チャネルの拡大、現地ニーズへの対応など、包括的なサポートを期待しています。

新口農園のみかんは、愛媛・八幡浜の段々畑で光をたっぷり浴び、自然の恵みと丁寧な手仕事によって育まれた、濃厚な甘みとコクが特徴のみかん。

新口農園 新口様のコメント

初めての海外進出で右も左も分からない中、『おまかせ貿易』では、STANDAGEの担当者の方が一つひとつ丁寧にサポートしてくださる体制が整っており、安心して任せられています。また、企業ごとのニーズに柔軟に対応し、こちらの意見も反映していただける点も大きな魅力です。

今後、より一層の成果が出てくることを期待していますし、同じように国内市場に課題を感じている企業様にはぜひ一度STANDAGEに相談してみてほしいと思います。

※掲載内容は取材当時のものです。

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