井上梅干食品株式会社

2年間で築いた手応え――だからこそ選んだ、もう2年井上梅干食品株式会社 様

井上梅干食品株式会社様は、梅酒をはじめとした梅加工食品の製造を手がける企業です。看板商品『Kumahei』はGI(地理的表示)和歌山梅酒に認定されており、近年は日本酒を使った梅酒など新商品の開発も進め、アメリカやフランスをはじめとする海外バイヤーとの商談・引合いを継続的に生み出しています。同社は2024年9月にSTANDAGEの『おまかせ貿易』を導入し、2026年9月からは契約を更新して継続利用を進めています。

課題

  • 自社のみでの海外展開における言語対応の負担
  • 輸出実務にかかる知識・体制の不足
  • 海外展開をさらに加速させるための社外リソースの必要性

現状

  • 海外コンペティションでの受賞
  • アメリカの製造施設登録など輸出実務への対応
  • 新商品開発を後押しする現地情報の獲得

導入当初、どんな課題を抱えていましたか?

弊社では2022年に梅酒の販売を開始し、2023年頃から海外向けの取り組みを本格的に考えるようになりました。タイ・オランダ・中国など、自社の力で輸出できた国もあり、品評会への出展にも挑戦していました。ただ、輸出実務の負担は大きく、体制づくりまで手が回らないというのが正直なところでした。

英語をはじめ他の言語への対応にも課題を感じていて、社内で人材を育てるよりも、専門的に対応してくれる存在に任せた方が効率的だと考えるようになりました。STANDAGEさんについては直接ご案内をいただいたことがきっかけで、価格感や対応できる範囲の広さが決め手となり、2024年9月に『おまかせ貿易』を導入しました。

完熟南高梅を100%使用した本格梅酒『Kumahei』

2年間の継続を決めた理由と、その背景を教えてください。

正直に言うと、契約期間の中では思うように商談が形にならない時期もありました。商品自体には自信があったのですが、プロモーションやアプローチの方法では試行錯誤が続きましたし、担当者の変更が重なったタイミングでは方針が定まりにくく、弊社としても任せきりになってしまっていた部分があったと感じています。かけた分がそのまま返ってくると思っていたところもあり、その点は正直まだ道半ばだという実感もあります。

そうした状況から、最後の1年ほどで商談の数が少しずつ増えてきたという手応えがありました。あわせて担当が変わり、方向性をしっかり共有できるようになったこと、そして海外のコンペティションで良い評価をいただけたことが大きな後押しになりました。今の勢いや生まれている引合いを絶やしたくないという思いから、2026年9月より2年間の継続契約を結ぶことにしました。社内では反対の声も少なくありませんでしたが、方向性への納得を重ねた上での決断です。

2年間で実際に出た成果と、取り組みの中身を聞かせてください。

定量的な成果としては、海外のコンペティションで最高金賞をいただけたことが大きな手応えになりました。輸出に必須となるアメリカの製造施設登録も完了し、2026年6月にはSTANDAGEさん主催のロンドン商談会にも出品し、現地バイヤーとの新たな接点が生まれています。複数国のバイヤーとの商談・引合いも継続的に生まれている状況です。

ロンドンで開催されたSTANDAGE主催の商談会 「STANDAGE London Japanese F&B Tasting」に出品された『Kumahei』

定性的な面では、コンペティション出展時の書類対応など、貿易実務の細かい部分をすぐに教えていただけたことがとても助かりました。語学面でハードルを感じていた部分だったので、そこを任せられたことは大きかったです。商品開発でも、たとえば日本酒で仕込んだ場合、アメリカではワインの分類になるといった現地の規制情報を得られたことで、日本酒を使った梅酒の製造に踏み切ることができました。もともと貿易を担う人材自体が少なかったこともあり、社内の省力化としては大きくはないものの、書類まわりを任せられている点は日々助かっています。

使い続ける中で気づいたことや、社内での変化を教えてください。

継続して利用する中で、現地の情報を社内で共有できる体制が整ってきたと感じています。代理店選びの重要性をはじめとした基本的な知識も身につき、貿易に関する社内の理解度は着実に上がってきました。

これから狙っていきたい市場と商品を教えてください。

今後は、コンペティションに出展したイギリスやアメリカを中心に、東南アジア、そして富裕層の多いアラブ諸国やシンガポールなどの市場にも目を向けています。商品面では、営業活動を通じて得られる需要に合わせた開発を続けていきたいですし、日本食レストランからの引合いもあると聞いているので、梅肉や梅肉調味料といった商品も可能性があると考えています。この2年間で、具体的な目標の実現を目指していきたいです。

次の2年、STANDAGEに期待することを聞かせてください。

これからは、商談の回数や実際にまとまる契約を増やしていただけることが一番ありがたいと思っています。改善してほしい点は特に思い浮かびませんが、引き続き成果につなげていってもらえたらと考えています。海外販路の開拓は、実務を担う人が限られていても、小さく始めれば形にしていきやすいところがあると感じているので、同じように悩んでいる企業の方にもお伝えできればと思います。

2年間使い続けた理由を一言で言うと何ですか?

輸出実務は自分たちだけで対応するには荷が重い部分が多く、STANDAGEさんに任せたことで前に進めた部分がたくさんあります。まだ結果を十分に形にできていないところもありますが、直近のコンペティションでの手応えもあり、これから先への期待値があるからこそ、この2年間もしっかり形にしていきたいと思っています。

※掲載内容は取材当時のものです。

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