100年の技を世界に。老舗織物メーカー、海外販路構築への一歩宮田織物株式会社 様

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか？

私たちはかねてより、海外に自社製品を届けたいという思いを持っていました。過去にはスポット的に海外輸出を行った経験もありますが、そのノウハウを持っていた取引先との関係が途切れたことで、継続的な取り組みが難しくなり、限界を感じていました。その後、本格的に海外市場への進出を検討する中で、私たちの中には”何から始めればいいのか、全く見当がつかない”という漠然とした不安がありました。そうしたタイミングで出会ったのが、STANDAGEの『おまかせ貿易』です。「すべてを任せられる」というサービスのコンセプトに、強く惹かれました。

また、知名度の高い大手流通プラットフォームの活用まで視野に入れたサポート体制が整っている点も、私たちにとって大きな安心材料となりました。何よりも、私たちの実情や課題に寄り添いながら柔軟に対応してくれるスタンスに信頼を感じたことが、導入を決めた最大の理由です。

具体的にどのような内容でしたか？

STANDAGEが提供する最大の価値は、「すべてを任せられる」という安心感です。煩雑で専門性の高い輸出入の手続きを一手に引き受けてくださるおかげで、私たちは本来注力すべき「ものづくり」と「お客様に向けた商品企画・開発」に専念することができています。

特に印象的だったのは、最初の段階でSTANDAGEの担当者が現地まで足を運び、私たちの製品作りの現場を丁寧に見てくださったことです。その上で、製品の紹介動画を制作いただいたり、実際に担当の方ご自身が製品を購入・着用してくださったりと、単なる代行サービスにとどまらない、本質的な理解と関わり方をしていただいています。

導入後、どのような効果が得られましたか？

導入前は、”海外展開をしたい”という思いはあっても、具体的な道筋が見えず、どこから動き出せばよいのか分からない状態でした。STANDAGEとの取り組みによって、漠然としていた構想が少しずつ形になり、輸出の解像度が高まってきた実感があります。

今ではアメリカやフランスなどへの進出も視野に入りつつあり、「世界の冬をあたたかく、春夏秋も心地よく過ごせる服づくり」をグローバルに発信できる未来を描けるようになりました。私たちの目指すのは、一過性のヒットではなく、長期的に市場に根付くようなブランド価値の構築です。その土台づくりを、STANDAGEが一緒に並走しながら支えてくれていると感じています。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか？

STANDAGEには、今後も単なる業務代行の枠を超えた、中長期的な視点でのパートナーシップを期待しています。海外展開はまだ始まったばかりではありますが、現地市場への継続的な浸透を図り、いずれは「もう一つの柱」となるような海外ブランドの確立を目指していきたいと考えています。

今後は、現地におけるパートナーシップの構築や販路拡大など、より踏み込んだ支援にも期待しています。「売って終わり」ではなく、現地のユーザーに継続的に製品の価値が伝わるような、持続可能な仕組みづくりを共に推進していきたいと考えています。

宮田織物 吉開様のコメント

定期的に開催されるミーティングでは、進捗や課題について丁寧にご説明いただけるため、非常に安心感があります。何より驚いたのは、STANDAGEのご担当者が現地に赴き、私たちのものづくりを深く理解した上で対応してくださっている点です。また、私たちの主力商品である『わた入れはんてん』は、木綿の生地に綿を入れた手作りの防寒具で、世界的に見ても類似する製品はほとんどありません。自然素材が持つやさしい温もりを、多くの方に知っていただきたいという思いがあります。

STANDAGEには今後も、私たちのこの想いを世界に届けるためのパートナーとして、伴走していただきたいと願っています。「知る人ぞ知る」ブランドとしての地位を築けるよう、共に成長していけたらと思います。