大の葬祭グループHD 株式会社

本業の先を見据えて——葬祭業が大分の特産品輸出に踏み出した理由大の葬祭グループHD 株式会社 様

大の葬祭グループHD株式会社は、大分県を拠点に55年以上にわたって葬祭事業を展開してきた企業です。地域に深く根ざした事業活動のなかで培ってきたネットワークを活かし、大分県の特産品であるかぼす加工品・おおいた和牛・ふぐの3品目の海外展開に取り組んでいます。STANDAGEの『おまかせ貿易』を導入し、輸出事業の立ち上げを進めています。


課題

  • 貿易実務・語学対応のノウハウが社内に不在
  • 海外展開の具体的な進め方が不明確
  • 葬祭業の市場縮小を見据えた新事業の必要性

現状

  • おおいた和牛を中心とした海外バイヤーとの商談進行
  • シンガポール食品展示会(10月)への出展準備の具体化
  • 補助金活用を含む輸出体制の整備

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?

弊社は大分県で55年以上、地域とともに葬祭業を続けてきました。死亡者数は2035年ごろがピークと見られており、その後は横ばいに転じることが予測されています。グループとして新たな事業の柱を作る必要があると考えるなか、長年の地域活動で培ったつながりから生まれたのが、かぼす加工品・おおいた和牛・ふぐという3商品の海外展開への挑戦です。自社だけが成長するのではなく、地域全体を盛り上げることがグループの理念でもあります。

海外展開に向けて動き出すきっかけになったのは、2024年10月に東京で開催された海外ビジネスEXPOへの参加です。当時STANDAGEさんのセミナーを聴講し、貿易というものが思っていたよりもずっとハードルが低いと感じました。その後、特産品を扱う取り組みを進めるなかで改めてSTANDAGEさんのことを思い出し、他のサービスとも比較検討した上で導入を決めました。サービス内容の充実さに加え、担当者の方々の人柄や熱意が決め手になったと感じています

具体的にどのような内容でしたか?

STANDAGEさんには、営業資料の修正から始まり、ターゲット市場の調査、海外バイヤーへの営業アプローチまで、幅広くサポートしていただいています。ふぐ白子に関する輸出規制の調査や、和牛バイヤーに関する情報共有なども対応いただきました。直近では、2026年10月にシンガポールで開催される食品展示会(Food Japan)への出展も提案いただき、現在その準備を進めているところです。

特に印象的だったのは、契約の際にSTANDAGEさんのスタッフが大分まで足を運んでくれたことです。実際に商品を食べてもらいながらコミュニケーションを取ることができ、商品への理解と熱意をダイレクトに感じることができました。東京と大分という距離があるなかでも対面を大切にしてくださる姿勢がとても心強く、信頼感につながっています。

導入後、どのような効果が得られましたか?

導入前は、貿易そのものへの理解が乏しく、「何から始めればいいのかわからない」という状態が続いていました。STANDAGEさんと取り組みを進めるなかで、その霧が少しずつ晴れていく感覚があります。商品ごとの進め方、ターゲット市場の絞り方、展示会の活用方法——こうした具体的な道筋が見えてきたことが、最も大きな変化です。

定性的な成果としては、和牛については海外バイヤーからの引合いが発生しており、商談が進んでいます。また、補助金についても自ら調べながら活用できるようになるなど、取り組みの幅が着実に広がっています。売上という数字にはまだこれからの段階ですが、輸出の現実的なイメージが持てるようになったこと自体が、弊社にとっては大きな前進です。

美しい霜降りが特徴のおおいた和牛。海外バイヤーからの引合いも生まれている注目の一品。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?

まずは3品目——かぼす・和牛・ふぐ——それぞれで確実に取引を実現していくことが目下の目標です。シンガポールや香港を起点にしながら、1件1件着実に積み上げていきたいと考えています。

大分県産かぼす「乙御KABOS」を使用したグラノーラクッキー。グルテンフリー、白砂糖不使用にこだわった一品。

足元の3品目が軌道に乗れば、かぼすぶりや海苔・しいたけといった大分の他産品にも展開していきたいです。将来的には貿易事業を自社で内製化することを目指しており、そこに向けてのノウハウもSTANDAGEさんから吸収していきたいと考えています。数字が見えてくれば、そのさきのロードマップも自然と描けるようになるはずです。

大の葬祭グループHD 株式会社 川野様のコメント

『おまかせ貿易』をぜひお勧めしたいのは、生産に精一杯で販路開拓にまでリソースを割けない農家や生産者の方々です。JA一択になってしまい、厳しい条件のなかで頑張っている生産者は少なくありません。輸出という選択肢に目を向けることで、その状況が変わる可能性があると感じています。

弊社自身もまだ道半ばではありますが、「何から始めればよいかわからない」という状態から、具体的に動き出すことができました。STANDAGEさんのサポートがあることで、貿易という高いハードルが現実的なものとして見えてきます。地方の企業や生産者の皆さんに、ぜひ一度相談してみてほしいと思います。

※掲載内容は取材当時のものです。

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