産直農産物の海外輸出、増員ゼロで実現——『おまかせ貿易』が熊本の食品通販企業にもたらした変化株式会社大嶌屋 様
株式会社大嶌屋は、1991年創業(1993年設立)、熊本県宇城市に本社を置く産直通販企業です。全国450件以上の農家と直接契約を結び、「良いモノを安く早く届ける」をコンセプトに、市場やスーパーを介さず消費者へ直接届けることを重視しています。主力商品は果物をはじめとする農産物で、国内通販事業を軸に、近年は塩レモンカステラやリンゴジュースでの海外輸出にも取り組み始めています。
課題
- 輸出経験・専門人材がゼロで何から始めればよいか分からない
- どの商品で海外展開するかマーケティング判断ができない
- 現地バイヤーとの契約・為替・通訳など実務対応のノウハウがない
現状
- 増員なしで海外商談を並行展開中
- 香港・台湾向けにサンプル発送まで進捗
- 現地フィードバックが新商品開発のヒントに
今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?
もともと、主力商品である果物の海外輸出に挑戦したいという思いはありました。ただ、農薬基準や生産量の問題、賞味期限の短さなど、果物そのものの輸出には高いハードルがあり、なかなか踏み出せずにいました。そんな中でTSMCの熊本進出をきっかけに、台湾の方々のインバウンド需要に気づき、海外へ目を向けるタイミングが来たと感じました。一方で、人件費の高騰や農地転用による生産量減少という国内課題もあり、海外展開の必要性をより強く意識するようになりました。

課題は大きく三つありました。一つ目は、輸出経験がなく専門知識を持つ人材がいないこと。二つ目は、どの商品を売るべきかというマーケティング判断の難しさと、成果が不確実な投資へのリスク感。三つ目は、現地バイヤーとの契約書作成・為替リスク・通訳の必要性など、実務的なハードルの高さです。「丸投げできるサービスがあれば」というのが、当時の正直な気持ちでした。
そんな中、Facebookで偶然STANDAGEの『おまかせ貿易』を目にしました。実際に話を聞いてみると、私たちが抱えていた課題を包括的に支援してもらえると確信でき、導入を決めました。それ以前にも地元金融機関主催の現地商談会に参加し、デコポンやゼリー、缶詰を持って行ったことはありましたが、文化的なギャップを感じ、自社単独での海外展開の難しさを痛感していました。
具体的にどのような内容でしたか?
一番は、現地に行かなくても商談が進むことです。また、商品を日本国内で渡せるため、為替リスクを考えずに取引できる点も大きなメリットです。現地で実際に試食してもらえることも、私たちだけではできないことで、非常にありがたいです。
担当者は当初1名でしたが、徐々に体制が充実してきました。現地に足を運んだ担当者が市場動向や価格情報を直接話してくれるので、臨場感があり非常に分かりやすいです。また、報告が単なる進捗共有にとどまらず、具体的な改善提案まで含まれている点も助かっています。たとえば、「リンゴジュースのパウチにキャップをつけると良い」「カステラは個包装にすべき」といったフィードバックは、そのまま開発側に共有できる実用的な内容です。

印象に残っているのはリンゴジュースの件です。もともと国内向けに販売していた商品でしたが、STANDAGEの担当者から「現地でリンゴジュースの需要が高い」という情報をもらい、海外展開を決めました。その後、仕入れ先の工場との直接取引の検討や、他県のリンゴ農家との連携も視野に入れるなど、思いがけない広がりを見せています。

導入後、どのような効果が得られましたか?
増員なしで海外販路の開拓を進められている点が最大の効果です。別事業と並行しながら、ある種片手間で海外事業を一つの事業単位として動かせているのは、STANDAGEのサポートがあってこそだと感じています。
また、新商品開発のヒントが得られていることは嬉しい誤算です。海外バイヤーからのフィードバックをもとに、農産物に加工を加えて賞味期限を延ばした輸出向け商品を開発できれば、契約農家さんへの還元にもつながります。海外事業が農家支援の新たな軸になるかもしれないと感じています。
今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?
現地で今ブームになっている商品や食のトレンド情報を継続的に提供してもらえると、新商品開発にダイレクトに活かせます。アジア圏での展開を軌道に乗せつつ、市場規模の観点からヨーロッパやアメリカへもいずれは挑戦していきたいと考えています。
株式会社大嶌屋 高稲様のコメント
海外に全く取り組んでいない企業こそ、一度相談してみてほしいサービスです。国内市場の競合激化や人件費上昇に直面している企業にとって、海外に目を向けることは打開策になり得ます。とはいえ、やったことのないことに不安を感じるのは当然です。そこに『おまかせ貿易』があると思っています。資金力に限りがある企業でも、STANDAGEというパートナーと協業することでコストを抑えながら海外展開を進めることができます。私自身、海外事業責任者として一人で回せている実感があります。
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