地魚干物を、海外の食卓へ。初めての海外展開に"右腕"を求めた理由株式会社安田 様
株式会社安田は、宮崎県を拠点に、鮮魚・寿司・惣菜の製造販売を手がけ、学校給食への納品やスーパーでのテナント運営、オンライン販売も行っています。自家製の地魚干物を軸に、仕入れから加工・製造までを自社で一貫して行っているのが特徴です。STANDAGEの『おまかせ貿易』を2026年1月に導入し、初めての海外展開に向けた商品開発などを進めています。
課題
- どの国が適しているか分からず、輸出規制に関する知見も社内になかった
- 営業や語学の対応に不安があり、自社だけで進めるのは難しかった
- 国内では競合が非常に多く、オンラインでも上位に表示されにくかった
現状
- シンガポール等を対象とした規制調査・マーケット調査を実施
- 現地の規制情報や食文化が社内で共有され、店舗運営や商品開発に活用
- 自社で急速冷凍を活用し、温めるだけで食べられる海外向け干物を開発中
今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?
海外に目を向け始めたのは2年ほど前からです。干物づくりを始めて5年ほどになりますが、鮮魚と切り離して売り先を考えたとき、国内に絞ると競合に埋もれてしまうと感じました。オンラインでも上に上がっていくのは難しく、何千何万という競合と戦うよりも、自分たちの独自性を活かせる、ライバルの少ないところに取り組みたいと考えた結果、海外に目を向けました。
ただ、どこの国がよいのかも分からず、規制に関する知見もありませんでした。良かれと思ってやったことがリスクになるのであれば避けたいですし、営業面や言語面の不安もあったため、出だしはプロの力を借りたいと思いました。
『おまかせ貿易』は、貿易に関するキーワードで検索して見つけました。公的な支援機関にも相談したことはありましたが、ゼロからのスタートを考えると不安な点があり、今の私たちの状態には『おまかせ貿易』がぴったりだと思いました。
決め手は、STANDAGEさんのメンバーの海外への感度の高さです。私自身は海外の経験があまりないのですが、現地の体感を知っていることが心強かったです。海外経験のあるメンバーは特に心強く、大手商社から独立して立ち上げられた会社という点も安心材料でした。
具体的にどのような内容でしたか?
シンガポールなどをターゲットに、規制調査やマーケット調査を進めてもらっています。規制に関する質問などにもスピーディーに対応してもらえるので、信頼できます。
商品開発も並行して進めています。自社では、個包装の商品とは別に、加熱不要、または電子レンジやフライヤーで温めるだけで食べられる商品の開発を進めています。あらかじめ加熱した干物を急速冷凍し、冷凍便で届けて軽く温めるだけで食べられる形を想定しています。
海外向けは賞味期限の長さが大切なので、国内向け(3〜6か月)と海外向け(約1年)の2種類について、2026年10月中に菌の検査を行う予定です。あわせて、規制に引っかからないスパイスの検討も進めています。

調べ物やLPなどは、今はAIでも簡単にできる部分があります。自分たちだけでは難しかったのは、現地の生の情報を得ることでした。
STANDAGEさんの担当者が現地にいる方に干物の文化を聞いてくれて、それをうかがってみると、AIとは異なる情報が得られました。その点が特に有益だと感じています。担当者の方々とは顔を合わせたコミュニケーションも取れていて、仕事をこえた関係性が作れていると感じています。
導入後、どのような効果が得られましたか?
導入から半年ほどが経ち、今はサンプルを出荷する段階です。バイヤーとの接続はまだこれからで、サンプルの提供などで費用が先行していることもあり、売上という形での成果はまだ出ていないというのが正直なところです。変化が出るまでには、もう少し時間がかかると思っています。
ただ、社内での変化はすでにあります。シンガポールなどを対象にした規制調査やマーケット調査を通じて、現地の規制情報や食文化が社内で共有されるようになりました。たとえば、かまの食べ方や、現地には手で食べる習慣があることなどの情報は、お店の運営や商品開発にも活用しています。
今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?
規制などの面から、まずはアジア圏内で進めていきたいと考えています。期待としては、1社でも私たちの商品を気に入ってくださるバイヤーを見つけていただき、うまくいけばそこから広げて、いろいろな地域に輸出していきたいです。

2年という期間での成功は簡単ではないと思っています。だからこそ、一緒に取り組むことが大切なのだと感じています。その後も引き続きサポートしていただきたいという思いもあります。
株式会社安田 安田様のコメント
おまかせするという気持ちで取り組んでみるのがいいと思います。ただ、すぐに結果を求めてしまうと、うまくいかないのではないでしょうか。メーカー側も努力して、その右腕として『おまかせ貿易』を活用するのがよいと思います。導入する側の主体性が大事だと感じています。
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