2021.4.20
こんにちは、COOの大森です!
先日、当社が資本提携しております物流大手の山九株式会社様主催で、成田空港の倉庫、貨物ターミナル地区を見学してまいりました。
今回の出張の目的は、「国際航空輸送をする際の空港での発送フローを学ぶため」です。
旅行好きで空港によく行く私でも、普段は入ることができないエリアの見学に胸が高まりました。
4月1日に入社したばかりのフレッシュな新入社員ももちろん入るのは初めてです。
まずは山九社が提携する倉庫(株式会社サンリツ様)を見学。
テロ事件など防止のため、倉庫にトラックを搬入する際の身分確認はもちろん、出る際も照合を行うなど、セキュリティ対策がかなり厳重でした。
人だけでなく、貨物の安全確認対策も徹底しており、倉庫内で爆発物検査も実施していました。
専用の機械を用いて爆発物質が付着していないか確認し、異常が検知された場合はシッパーに連絡及び警察に通報し、開封して中身を確認するという対策が行われていました。
▼爆発物質検知に使用されるプレート
また、NACCSという貨物の出荷から出航までを一括でオンラインで管理するシステムを利用し、効率化を図っていました。
このNACCSに登録された後(=⼯場を出た後)は、輸出相⼿国に到着する前の荷物は、空港までの輸出途中であろうと外国貨物扱いとなり、配置を変えるだけでも税関への申請が必要となるそうです。(輸⼊後税関未通過の荷物に関しても同様とのこと)
冷蔵・冷凍の荷物を保管する専用の部屋は、温度を逐一記録する「温度ロガー」と呼ばれる装置が付いており、USBを指すことで保管中の温度の変化の記録を閲覧することができます。
そして、次に見学させていただいた、貨物ターミナル地区では、主に関税申告に関する知識を学びました。
関税ビルは部門ごとにフロアが分かれ、個人での関税手続きも可能だそうです。
貨物機には中古のジャンボ機(Boeing)が使われることが多く、また、貨物機に効率よく積載させるため、1/4円形の貨物もありました。
2つの施設を見学させていただいて、輸出⼊には書類を含む様々な詳細ルールが数多く存在し、輸出事業に慣れていない、また未経験の中⼩企業には多くの参⼊障壁が存在することを改めて実感しました。
また、輸出⼊のフローにおいては未だにアナログ作業が多く、デジタル化による改善の余地が多く存在すると感じました。
中小企業の方々が安心、安全、簡単に輸出入事業ができ、現場の方々の作業の効率化を図る、
そんな一粒で何度でも美味しいDiGiTRADサービスにするべく、今後も現場の方々の意見に耳を傾け、さらなるアップデートを図ってまいります!
今回の成田空港見学、物流DXを推進してく会社として、現場を肌で感じるとても貴重な体験になりました。
We would like to express our sincere gratitude to everyone at Sankyu for taking the time to assist us despite their busy schedules.
thank you very much!
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