株式会社彩生舎

自然派化粧品メーカーが挑む、“ゼロからの海外進出”——『おまかせ貿易』で越えた言葉の壁株式会社彩生舎 様

自然の力を活かし、人と地球の健康を見つめ続けてきた株式会社彩生舎。1984年の創業以来、自然派化粧品とアロマブランドを展開してきた同社は、国内市場の限界を見据え、初の海外進出に挑戦。グローバル市場で新たな販路を開くべく、『おまかせ貿易』を導入しました。

課題

  • 国内市場における売上停滞
  • 新規販路開拓の難航
  • 海外取引に対する知見不足

現状

  • 実商談に至る海外顧客の出現の可能性
  • 英語・書類・交渉を一貫支援する体制の構築
  • 現地OEM契約・自社生産への可能性拡大

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?

私たちが直面していた最大の課題は、売上が伸びないこと、そして新たな取引先が増えないことでした。この状況を打開するには、これまで手をつけてこなかった領域に挑戦するしかないと考えたのです。その中で海外市場への進出が浮上しました。もちろん、私たちは海外取引の経験がほとんどなく、何をどう始めていいのか、正直まったく見当がつかない状態でした。しかし、海外市場には、日本では飽和しつつある商材であっても「新しく価値ある商品」として受け入れられる余地がある。特に化粧品のように、日本の30年前の市場環境に似た国が存在すると考えた時に、”そこに可能性があるのではないか”と思えたのです。

『おまかせ貿易』導入に関しては、国内での施策の一環としてSTANDAGEとのマッチングが実現し、結果として海外案件への挑戦が始まった、という流れです。

具体的にどのような内容でしたか?

STANDAGEにお願いして最も価値を感じているのは、「言葉の壁を越えてくれること」です。これは、単に英語を話せる人がいるという意味ではありません。私たちが求めていたのは、「おまかせ」の名にふさわしい、すべてを担ってくれる存在でした。海外と取引をしたくても、言葉が通じない、書類も読めない、ましてや交渉など到底無理という現実があった中で、そこを包括的に支援していただけるのは非常に心強いです。書類作成から商談時の通訳、さらには販売における調整まで、実際に現地の営業担当を雇ったような感覚でサポートしてくださっています。

Google翻訳のようなツールではビジネスの現場では通用しません。STANDAGEがそのギャップを完全に埋めてくれているからこそ、私たちは初めて一歩を踏み出せました。

導入後、どのような効果が得られましたか?

正直に申し上げると、導入からまだ1年も経っておらず、売上に直接的なインパクトが出ているわけではありません。しかし、これまで完全に“ゼロ”だった海外との接点が、今では具体的な商談や提案にまで進んでいるという事実は大きな変化です。今後は、複数の国・地域においてOEM取引を展開していくことが理想です。仮に我々の商品が現地で高く評価された場合、2回、3回と継続的な発注が見込めるでしょう。さらに、将来的には「現地生産」へと発展する可能性もあると見ています。

このような展望を現実のものにするためにも、STANDAGEには今後も「海外営業担当」として、引き続き力強い売り込みを行っていただくことを期待しています。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?

今後の目標は、複数国にまたがるOEM契約の実現です。それが1社、2社と増えていく中で、最終的には「現地での自社生産」というステージにも進んでいけたらと考えています。そのためには、引き続きSTANDAGEの「実働型の支援」が不可欠です。私たちだけではアプローチできない国や地域に対しても、STANDAGEのネットワークと経験値を活かして、最適な市場とパートナーを提案していただきたいですね。

“呼吸する素肌”をコンセプトにした、しっとりするのにべたつかない使用感の保湿クリーム(ノンオイルタイプのジェル)。

彩生舎 西村様のコメント

まだ導入から日が浅く、海外展開に大成功したとまでは言えない段階ですが、私たちのように「海外に出たいけれど言葉の壁が高すぎて踏み出せない企業」にとって、『おまかせ貿易』は最適な選択肢だと思います。日本語しか話せない企業にとって、英語圏とのビジネスは物理的に「不可能」に近い。そんな中、言語・書類・交渉といったハードルをすべて一手に引き受けてくれる存在がいることで、貿易という新しい挑戦への最初の一歩が踏み出せるのです。

もちろん、これからどう展開していくかは未知数ですが、その未知に対して伴走してくれるパートナーがいることが、どれほど心強いか。まさに「貿易のファーストステップを支援してくれる存在」として、多くの中小企業におすすめしたいと思います。

※掲載内容は取材当時のものです。

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