【スタッフブログ】西アフリカの死者を祭る祭典🎃

こんにちは、スタッフのM美です(^^)

今週末はハロウィン🎃

ハロウィンは、今から2000年以上前に、ヨーロッパの広い地域で暮らしていた古代ケルト民族のサウィン祭が起源だそうです。
このサフィン祭は「収穫を祝い、悪霊を追い払う」ことを目的としており、一年の終わりに行われていました。
(ケルト人の新年は11月1日から始まるとされていたため、日本でいうところの大晦日が10月31日にあたります。)
ケルト人は、新年を迎えるタイミングで異界から死者や悪魔、悪霊がやってくると考えており、ご先祖の霊が帰ってくるのと同時に、人間に危害を加える悪霊もやってきてしまうと考えられていました。
そこで、その悪霊を驚かせて追い払うために仮装をしたのがハロウィンで仮装をする起源となったそうです。

実は、アフリカでも死者を祭るお祭りがあるんです!
ナイジェリアの隣国のベナンという国で行われている「エグングン(Egúngún)」という祭典です。
エグングンは、西アフリカのナイジェリア、ベナン、トーゴにかけての地域に住むヨルバ族の風習で、彼らの言葉で「死者の魂」という意味です。
全身を刺繍や飾りが施された特別な衣装で覆い、布が何層にも重ねられた大きな凝った仮面をかぶり舞踏します。

先祖が生きている人々に特別な助言を与えるために戻ってくる、家族や地域を結びつける絆を強めるために行われる等、地域によっていろいろな考え方が存在するとのこと。
現在では、ブードゥー教のシャーマンが集まる祭典とされているそうです。
ブードゥー教は、ベナン・ナイジェリア・トーゴ付近を発祥とする、ベナンをはじめ、ハイチやアメリカ南部のニューオーリンズなどで信仰されている民間信仰で、特にベナンでは約40%の人々に信仰され、1989年には国の国教に指定されています。

今年のハロウィン🎃はまだまだ新型コロナウイルスの影響でお家でひっそりという方も多いと思います。
この機会に、単に楽しむだけでなく、その背景や関連する出来事など調べるのもとても興味深いですよね。

ご興味がありましたら、是非お気軽にお問合せ下さいませ。
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