海外販路拡大を目指す溶接機メーカーが描く、新たな貿易業務のかたち株式会社白山 様

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか？

国内市場が飽和し、売上も横ばいの状況が続くなか、圧接機を手掛ける弊社の特機事業では新たな成長機会を求めて、海外展開を本格的に検討するようになりました。実は、弊社の商品は50年ほど前から専門商社を通じて海外市場に流通していた実績があるのですが、ここ数年は海外での売上が伸び悩んでいたのです。

販路拡大の必要性は強く感じていたものの、言語や文化の違いに加え、物流や各国の規制といった課題もあり、自社だけでの海外進出には不安がありました。また、従来の商社依存の体制にも限界を感じており、自ら主導できる新しい流通チャネルの構築と、効率的な貿易ネットワークの整備が急務だと判断しました。

数あるサービスの中からSTANDAGEの『おまかせ貿易』を選んだ決め手は、市場調査から販路開拓、貿易実務まで一気通貫で支援してもらえる点にあります。多くの企業が部分的な支援にとどまる中で、ここまで包括的にサポートしてくださるサービスは非常に希少で、コスト面を含めても非常に魅力的でした。

具体的にどのような内容でしたか？

現時点で最も価値を感じているのは、「一気通貫の支援体制」です。市場調査の段階から、戦略的な販売チャネルの選定、販路開拓、さらには貿易実務に至るまで、STANDAGEには全体を通してご支援いただいています。弊社のような中小規模のメーカーにとって、戦略を自社単独で練り上げ、海外展開を主導するのは容易なことではありません。

STANDAGEの伴走のもとで、現地市場に適した販路の選定や展開戦略の立案を進めることができ、非常に助かっております。こうした支援により、よりスムーズに海外市場へ参入できると確信しております。

導入後、どのような効果が得られましたか？

導入から4〜5ヶ月が経過し、現在はまさに戦略立案フェーズから次のステージへと移行しつつある段階です。そのため、現時点で具体的な成果を語るのは難しいのですが、確かな手応えとともに期待は高まっています。

定量的な目標としては、海外売上で年間3億円規模の売上を実現したいと考えています。また、数値以上に重視しているのは、安定した海外販売チャネルの確立です。長期的な視点で事業を成長させるためには、ただ売って終わりではなく、現地パートナーやユーザーの育成、教育体制の構築が重要と考えており、そうした取り組みにも引き続きご協力をお願いしたいと思っています。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか？

海外展開は短期的な成果に一喜一憂するものではなく、数年単位で地道に取り組んでいくべきものだと考えています。弊社は製品開発と製造に強みを持つ企業であり、市場調査や販路開拓といった分野にはこれまであまり関わってこなかった背景があります。だからこそ、STANDAGEとともに戦略を練り、仮説を立て、実行と検証を繰り返すプロセスそのものが、大きな学びとなっています。

今後も、たとえ一つの施策が期待通りにいかなかったとしても、次の一手、さらにその次の一手と共に考えながら前に進んでいける、そんなパートナーであり続けてほしいと願っています。良い結果が得られた際には、長期的な契約の延長も視野に入れています。

白山 宮崎様のコメント

導入をご検討されている企業様に申し上げたいのは、「海外展開を本気で考えているのであれば、STANDAGEのように戦略立案から実行まで一貫して支援してくださるパートナーは貴重な存在」だということです。

まだ具体的な成果はこれからですが、私たちはSTANDAGEとともに確実にステップを踏んでいます。海外展開において「何から手を付けていいかわからない」とお悩みの企業様にとって、安心して相談できる存在になるはずです。まずは小さな一歩でも良いので、外部の専門性を活用して、新しい市場に挑戦する価値は大いにあると感じています。