有限会社ワイエムテック

「人と時間が足りない」中小企業の現実に挑んだスポーツ用品メーカーの選択有限会社ワイエムテック 様

有限会社ワイエムテックは、長崎県佐世保市に本社を構える健康機器メーカーです。主力製品である冷却リカバリー機器『アイシングU』は、全国で累計10万個以上を販売するなど成長を続けています。新たな市場として注目するのが、新興国への販路開拓。その一手として選んだのが、STANDAGEの『おまかせ貿易』でした。

課題

  • 地方企業における貿易人材の確保困難
  • 高額な人件費を伴う専門人材の採用負担
  • 海外市場における実務対応と交渉窓口の不足

現状

  • 海外現地との交渉窓口をSTANDAGEが担当
  • 自社業務に集中するためのリソースの確保
  • リスクなしでの貿易業務の開始

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?

私たちは以前から海外市場への展開に関心があったものの、実際に貿易を始めるには多くの壁がありました。地方企業であるがゆえに「貿易人材の確保」が大きな課題となっていたのです。都市部と比べて、貿易の実務に精通した人材を地元で見つけるのは難しく、仮に採用しようとすれば年収800万円クラスの人材が必要になります。これは、地方の中小企業にとって非常に大きな負担です。

実は『おまかせ貿易』の存在自体は以前から知っていましたが、導入には至りませんでした。しかし今回、本格的に貿易に挑戦しようと考え始めたタイミングで、とある金融機関との商談を通じてSTANDAGEをご紹介いただいたことが、導入に踏み切る大きなきっかけとなりました。信頼できる企業からの推薦だったこともあり、あらためてサービスを見直してみたところ、導入を決断することができました。

そしてもうひとつ、最終的な決め手となったのが「コスト面での合理性」です。人材を採用するよりも圧倒的にコストを抑えられ、万が一うまくいかなかった場合でも、大きなリスクにはなりにくい。私たちのような地方企業にとっては、この“トライしやすさ”が非常に大きな魅力でした。

具体的にどのような内容でしたか?

現在、最も大きな価値を感じているのは、STANDAGEが海外現地との「交渉窓口」を担ってくれている点です。私はもともと他の事業も並行して運営しているため、日々の業務に割ける時間は限られています。そうした中で、海外現地企業との交渉ややり取り、価格調整などを代行してもらえることで、私たちは自社の業務に集中することができています。

また、各国のスポーツ文化や流通構造、価格帯など、現地市場の事情を把握するのは、自社だけではなかなか難しい部分です。特に、当社はスポーツ用品に特化した商品を扱っており、国ごとの競技人気や使用環境を理解することは、非常に重要なポイントとなります。こうした実務の壁を総合的にサポートしてもらえる点も、非常に頼もしく感じています。

背面の投入口から氷と水を入れる、新触感のネッククーラー。

導入後、どのような効果が得られましたか?

導入からまだ日が浅い段階ではありますが、すでに「人材採用にかかるコストやリスクを回避しつつ、貿易をスタートできた」という点は大きな成果といえます。また、専門知識が不足している状態でも、STANDAGEのサポートを受けながら安心して業務を進められているという実感があります。これは、私たちのような地方企業にとって非常に大きな意味を持ちます。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?

現在の契約期間は2年間。その間に、「特定の国との安定的な取引体制を築くこと」がひとつの目標です。貿易業務を内製化するつもりはなく、むしろSTANDAGEとは中長期的なパートナーとして、今後もスピード感をもって伴走していただきたいと考えています。

ワイエムテック 松永様のコメント

正直なところ、『おまかせ貿易』の導入前は、“本当に大丈夫だろうか?”という不安も少なからずありました。しかし、日々のやり取りを重ねるなかで、「ここは信頼できる会社だ」と確信を持てるようになってきました。地方企業にとっては、東京の最新情報や専門人材にアクセスすること自体が簡単ではありません。

そうした中で、STANDAGEの存在は、まさに「貿易の入り口」を開いてくれる心強いパートナーだと感じています。これからもSTANDAGEと一緒に、グローバル市場への挑戦を続けていきたいと考えています。

※掲載内容は取材当時のものです。

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