Until Fukushima's distilled shochu began to gain traction overseas—the reason for deciding to continue for five years株式会社レオ・コーポレーション 様
福島県・奥久慈塙蒸留所にて蒸留焼酎の製造・販売を手がける株式会社レオ・コーポレーション。奥久慈塙蒸留所はもともと薩摩酒造の蒸溜所として十数年運営されていた施設で、レオ・コーポレーションは震災後にその蒸留所を引き継ぎ、再稼働させた経緯があります。MIZUMARI・HIMARI・KUROMARIの3種を主力商材に、国内市場への浸透と並行して海外展開を本格的に推進。2024年8月にSTANDAGEの『おまかせ貿易』を導入し、現在も継続してご利用いただいています。
assignment
- 海外展開の経験・ノウハウがまったくなかった
- 貿易実務を担えるマンパワーが不足していた
- 専門的な言葉が出るだけで対応に戸惑う状態だった
current situation
- 台湾向けサンプル出荷を実現
- サンフランシスコ品評会でダブルゴールド受賞2本
- スペイン・カナダ・東南アジアからの引き合いが発生
- 社内スタッフの貿易実務への習熟・意識変化
導入当初、どんな課題を抱えていましたか?
弊社は、薩摩酒造さんの蒸溜所として長年運営されていた塙蒸溜所を、震災後に引き継いで奥久慈塙蒸留所として再稼働させた会社です。導入した2024年当時は、国内での販売もまだ発展途上という段階で、海外展開の経験はまったくありませんでした。ただ、商談会に出るなかで「売れるかどうかわからないけど、海外もそのうちやってみたいよね」という話が自然と出てきて。そこから少しずつ意識が向き始めました。
いざ動こうとすると、「マンパワーが足りない」「自分たちでやったことがない」という壁にぶつかりました。海外展開の提案を受ける機会はあっても、実務を自社だけで回せるイメージが持てなかった。サポートを借りたい、できれば”おまかせ”できるところがいい、というのが率直な思いでした。『おまかせ貿易』を知ったのは金融機関からの紹介で、その言葉どおり任せられる仕組みがあることと、担当者の一生懸命な姿勢が最初から伝わってきたことが、導入を決めた理由です。
5年間の継続を決めた理由と、その背景を教えてください。

台湾をはじめ複数国に販路を持つバイヤーさんが実際に福島の蒸留所まで来てくださって、生の声を聞けたことも大きな後押しになりました。「もう少し長い目で種を蒔いて、水をやっていきたい」という気持ちになれたのは、そういった積み重ねがあったからです。担当者の方が一生懸命動いてくれているのがちゃんと伝わってくるので、「パートナーとして一緒に走りたい」という気持ちにさせてくれます。今の弊社の人員では貿易を内製化できるほど人がいないので、コストをかけてでも『おまかせ貿易』でやっていくというのが、現時点での正解だと感じています。
2年間で実際に出た成果と、取り組みの中身を聞かせてください。
定量的な成果としては、サンフランシスコ品評会でのダブルゴールド受賞が2本出たことが大きかったです。この受賞については、担当者のアドバイスをもとに事前にFDA(米国食品医薬品局)登録を取得しておいたことが出品時に効きました。「先に取っておいて本当に得だった」と実感しています。スペイン・カナダ・東南アジアからの引き合いも生まれており、台湾をはじめ複数国に販路を持つバイヤーさんとの商談は現在も継続中です。
定性的な成果としては、国際品評会への出品準備や販促物の制作、輸出EXPOへの出展、2026年1月の台湾展示会への参加、台湾向けサンプルの出荷など、海外営業の基盤を一つひとつ積み上げてきた2年間でした。そして6月にSTANDAGEさん主催でロンドン展示会が開催され、現地でのPR活動を担っていただきました。現地に足を運べない中でも、STANDAGEさんが私たちの商品を海外の場に届けてくださったことは、大きな前進だったと感じています。また、台湾向けにサンプルを発送した際には、ケースマークの貼り方など細かい実務で戸惑うことがありました。そのときに初めて「輸出って、自分たちだけでやるとこんなにハードルが高いんだ」と実感しました。

使い続ける中で気づいたことや、社内での変化を教えてください。
2年前と一番変わったのは、社内の意識です。以前はJETROさんに相談した際に専門的な言葉が出てくるだけでパニックになっていたくらい、海外に対する距離感がありました。でも今では、サンプル発送を繰り返すうちにスタッフも手順に慣れてきて、「海外にも普通に販売できる」という感覚が生まれてきています。海外へのハードルが、少なくとも「送る」という観点では、明らかに下がりました。英語対応については各種翻訳ツールもありますが、どうしても不安な部分があるので、サポートが入ってくれることは今も心強いです。
また、定例の情報共有を通じて、輸出に対応したラベルの要件や国ごとの規制の違いといった「気づいていなかった常識」を教えてもらえたことも収穫でした。日本で使っているラベルをそのまま海外向けに使えないという話も、言われて初めて「そういうものか」とわかったことです。「常に意識しておかないと大変なことになる」ということが、肌感覚として分かってきた2年間でした。
これから狙っていきたい市場と商品を教えてください。
次の5年で一番狙いたいのはアメリカです。3つの商品を軸に攻略を進めていく方針で、新たにインドのコンペへの出品も予定しています。日本では比較的安めの焼酎も海外ではお高いお酒になりますし、スパイスの効いた料理とも合うのではないかと思っていて、インド市場にも可能性を感じています。市場が大きいので、うまくいけばなかなかの売上も見込めると思っています。
商品面では、今年から来年にかけて樽仕込みで熟成させた限定焼酎(720mL換算で約2,000本)を展開する予定で、プレミアムな限定品として海外に発信していきたいと考えています。将来的にはウイスキーやジンへの展開も選択肢にありますが、まずは焼酎での実績を積み上げていくのが先。5年後には国内と海外の販売比率を半々にしたいというのが、今描いているゴールです。
次の5年、STANDAGEに期待することを聞かせてください。

バイヤーさんとつないでもらい、引き合いまでは生まれています。次に期待したいのは、その先——実売・売上という形での実績を一緒に作り上げていくことです。引き合いはあるので、あとは実際に成果として結実させられるかどうか。そこが次の5年の勝負だと思っています。
改善してほしい点もいくつかあります。貿易初心者でも迷わず動けるような、Q&Aや用語集の充実もお願いしたいです。たとえば「ケースマークをどこに貼ればいいのか」といった基本的な実務情報を、図解入りでいつでも調べられるナレッジベースとして整えてもらえると、現場としては非常に助かります。2年間使ってきて、こういった「知らなかったこと」に都度つまずいてきた経験があるので、後から入ってくる利用者の方にも同じ苦労をさせない仕組みができていくといいなと思っています。
2年間使い続けた理由を一言で言うと何ですか?
「貿易に対する距離感が縮まった」——これに尽きると思います。社長も現場のスタッフも、同じようにその変化を感じています。最初は専門用語が出てくるだけで戸惑っていた私たちが、今では海外に荷物を送ることを「普通のこと」として受け止められるようになった。この変化は、2年間一緒に動いてきたからこそ生まれたものだと思っています。
担当者の方も素晴らしく、バイヤーさんとの関係も良好に進んでいます。実績が出たらもっとお勧めしたいと思っていますし、今の人員で貿易を内製化するのは難しい以上、コストをかけてでも『おまかせ貿易』に任せるというのが自分たちにとっての現実的な答えです。これから海外展開を考えている方、特に専門人材を抱えられない会社こそ、一度話を聞いてみる価値があると思います。
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