虎コーポレーション株式会社

老舗寿司屋が挑む冷凍寿司の海外展開——『おまかせ貿易』で一歩先へ虎コーポレーション株式会社 様

九州を中心に寿司専門店『寿司虎』や『寿司虎亭』を展開する虎コーポレーション。創業は老舗の寿司屋から。カウンター越しに交わす会話と、本格寿司をリーズナブルに提供する姿勢が地域で愛され続けてきました。店舗運営の現場で培ったこだわりと情熱を、いま海を越えて届けようとしています。

課題

  • 輸出関連規制に対する情報不足
  • 国ごとの食品添加物基準への対応難
  • 認証取得や手続きの煩雑さ

現状

  • 国別規制に即した一次情報の入手
  • 心理的ハードルの低下による輸出意欲の向上
  • 初回出荷を終えた実績による事業本格化

今回、STANDAGEのおまかせ貿易を導入することになったきっかけを教えていただけますか?

当社は飲食事業を展開しており、新たにセントラルキッチンを設立する際、補助金制度を調べていく中で「輸出関連の補助制度がある」という情報に出会ったのが、海外展開を本格的に検討し始めたきっかけです。実際に、「冷凍寿司」をシンガポールで行われた日本大手百貨店の催事に参加したところ、一定の販売実績が出ました。しかしその一方で、輸出においては「国ごとに異なる食品添加物の規制」や「認証取得の煩雑さ」など、多くのハードルがあることも実感しました。

そんなタイミングで出会ったのがSTANDAGEです。『おまかせ貿易』の案内を受け、特に印象的だったのは、「この国ではこの添加物が使える」「こうした認証があると有利」といった、実務に直結する非常に具体的な情報を提供してくださったことです。

これまで「寿司の輸出は難しい」と言われていたのが、「もしかしたら実現できるかもしれない」という感覚に変わりました。心理的なハードルをぐっと下げてくれたのが、導入の決め手となりました。

具体的にどのような内容でしたか?

導入から約半年が経ち、現在はまだ本格稼働の途中段階ではありますが、最も価値を感じているのは「情報提供力」です。輸出国の規制や商習慣、認証制度など、ネット検索では得られない、一次情報に基づいたアドバイスをいただけている点は非常に心強いです。

今後は、パッケージデザインや販路に関する提案など、よりマーケティング領域に踏み込んだ支援も期待しています。スピーディかつ現場目線での対応が、事業推進の大きな支えとなっています。

導入後、どのような効果が得られましたか?

2024年春には、初回出荷を無事に終え、輸出事業を本格的にスタートさせることができました。短期的な目標は、アジア圏において月1,000パックの販売を実現すること。さらに中長期的には、より高いハードルとされるアメリカ市場への進出も視野に入れています。アメリカでの実績が積めれば、当社ブランドの信頼性や価値も大きく向上すると考えています。

課題としては、価格設定とコスト管理のバランスです。価格を下げすぎるとブランド価値が損なわれかねません。そのため、今後はSTANDAGEと一緒に、適正価格の設定やコスト戦略についても取り組んでいきたいと思っています。

今後、おまかせ貿易にはどのようなサポートを期待されていますか?

最も期待しているのは、やはり「リアルな一次情報」です。輸出先の法規制や商習慣、販路の特徴など、実務に基づくリアルな情報は、戦略を練るうえで不可欠です。どの市場を狙うか、どのような商品設計が有効か、どうプロモーションしていくか――そういった判断において、今後もSTANDAGEから提供されるリアルな情報と知見が必要だと考えます。

厳選された新鮮なネタと、独自の技法を活かした握り寿司を提供。

虎コーポレーション 岩切様のコメント

私たちのように、貿易に関する知識や経験が少ない企業にとって、『おまかせ貿易』は非常に心強い存在です。目に見える大きな実績はこれからですが、それでも「これから始めたい」と考える企業にとって、参入障壁を下げてくれる存在だと感じています。

専門的で難しそうに思える貿易も、STANDAGEの丁寧なサポートがあれば安心です。これから初めて海外展開を目指す企業にとって、心強いパートナーになるはずです。

※掲載内容は取材当時のものです。

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